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秀吉の妻 [歴史]

 豊臣秀吉の正室・北政所。
本名は「ねね」と言われていた。
ドラマでもずっと「ねね」だった。
いつの頃からか、「おね」に変わった。
私の知る初見は1996年度NHK大河ドラマ「秀吉」で沢口靖子が演じた時である。
本人の署名で「ね」一文字のものはあるが、「ねね」と書かれたものはないというのがその根拠だそうだ。
それ以降は「ね」に接頭語の「お」をつけた「おね」が一般化した。
2007年度大河ドラマ「功名が辻」では、当初「おね」の予定だったが、原作を尊重して「ねね」にしたそうだ。

 だがこの論拠、反論も出ている。
「ね」の署名であるが、当時の女性が署名に際して一文字のみ使用することがあったそうだ。
例えば、細川ガラシアの本名は「たま」。
「た」という署名の文書があるらしい。
また、2011年度大河ドラマの主人公お江(ごう)にも、「五」という署名の文書があるらしい。
さらに、当時の女性の名前に一文字のものは確認できないそうだ。
ちなみに「ねね」という名の女性は何人かいるらしい。
となれば、やはり「ねね」でいいのではないか。
一度変更したものをもう一度元に戻すというのは、なかなか難しいものなのだろうか。
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