真田丸

　再来年の大河ドラマは三谷幸喜脚本の「真田丸」だそうだ。
主役は真田幸村、主演は堺雅人。
来年が期待できない分楽しみだ。

　三谷幸喜の歴史好きは有名だが、不安もある。
歴史を楽しむ部分が高じすぎて、史実より優先させる傾向があることだ。
ま、二作目だから改善されているかもしれないが…。

　一番期待したいのは、幸村の名前だ。
最初から「幸村」はやめてほしい。

　公式文書では「真田信繁」となっている。
武田信玄の弟・典厩信繁にあやかり、兄を補佐するようにと名付けたそうだ。
いつから「幸村」と名乗ったのかは不明だ。
逆にいえば、ドラマではどうとでもできる。

　やはり期待したいのは、関ヶ原の後だ。
兄・真田信幸が、真田家の通字「幸」を捨てて「信之」と改名した。
1985年のNHK「真田太平記」でもこのシーンがあった。

　父・昌幸「儂や左衛門佐(幸村)と同じ幸の字では都合が悪いか。」
真田太平記はこれで終わっている。
だが、こんな感じで続いたらいいな。
昌幸「儂と同じ幸の字では都合が悪いか。」
幸村「ならその幸の字、私が頂いてもよろしゅうございますか。」